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2024年03月28日
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始めに

2021年11月11日

(この記事は常にトップにあげておきます)

困ったことに、いい年をしてワンピースが大好きで大好きで。
拙サイトでWJ感想と称して毎週萌えと叫びを吐き出してきましたが、それ以前の分も語りたいことが山ほどあります。
きっと亀更新になると思いますが、こちらではサイトで書き始めたウォーターセブン辺りまでを、コミックスを追って(当時の感動等を思い返しつつ)書いて行こうと思います。

ひとつお断りを。
実はわたくし大変なゾロスキーです。(今更か)
視線は全て彼中心なので、今までのストーリーを振り返りつつも、きっと何してても愛しいゾロの場面中心に語っていくと思われます。その辺のところご了承ください。
またカップリングに関しては好き嫌いもあると思うのですが、たぶん暴走する心は止められないです、こちらもあわせてごめんなさい(おい)。

ご意見などありましたらコメント欄からでも気軽にお寄せください。 
 

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3巻 偽れぬもの

2010年09月14日

3巻!

何故びっくりマークをつけるかというと、この表紙がめちゃめちゃ好きだからです。
船長コートを翻すルフィとその前で剣を構えるゾロ。
ゾロの服がもうちょっと剣豪らしかったら、まさに近未来的な二人!(ばんばん)
とにかくこれだけどどんとゾロルでこられちゃあねぇ…(はぁ)

この巻はルフィとバギーの戦いから、珍獣島を経てシロップ村でのウソップとの出会いまで。
ゾロ単独の見せ場は少ないので、あっさりとした感想になると思います。(おい)


えーっとここで好きなシーンをあげていきますと、
まず、若シャンクス、若バギー、そして若レイリー(vv)。
後々あそこまでバギーが重要キャラになるとはこのとき思ってもいませんでした。
まぁ、ルフィの大事なシャンクス、そのシャンクスの昔馴染みってだけでも、美味しい設定ですものね。
でもまさかあのケンカを止めた人が、50巻を越えた後にあんな形で再登場(といっていいのやら)してくるとは。
尾田っちのとんでもない伏線に倒れそうでした。
若シャンクスは、かっこいいというより可愛いんですよねー。
素直で、まっすぐで。それが腹黒なバギーと意外に仲良しだってのがまたいいんだな。

次はゾロの「ははは」
町長を心配してきた町の人に誰だと聞かれて「海賊だ」と答えるルフィ。
そこは適当に誤魔化すとこだって、さすがにゾロにも判ってたんでしょう。
でもあっさり正直に言っちゃうルフィに思わず大笑いv
だよね、ルフィだもんね。
あと、宝を置いてきたルフィがナミにぼこぼこにされてるときも、だははははと大声で笑ってます。
そうかそうか、ルフィが可愛くて仕方ないのか。
ゾロも最初はこんなに素直に声出して笑ってたんですねー、そんなゾロが私も可愛くて仕方ないったら。

そしてルフィの「気にすんな!!楽に行こう!!」
これは座右の銘にしたい言葉ですね。
礼とか義理とかしがらみとか。
そんなあれこれは一切取っ払って気楽に生きていこう。
海賊じゃない一般人のわが身には実際は非常に難しいことですが、でも人間やりたいことをやって生きていけたらそれがきっと一番いいんです。(まぁその生き方がルフィみたいにまっすぐでなきゃ当然ダメですけど)
気楽に、笑顔で、まっすぐに。
そんな風に生きていけたらいいですね…。

ウソップのことも書きましょう。
タイトルにもなってる「偽れぬもの」。
初登場時からへらへらと、うそつきで軽い印象のウソップですが、ここで彼の一端が垣間見えるんです。
父親を嘲笑われて相手(クラハドール)を殴るほどに激高。

「親父が海賊であることを誇りに思っている!!
 勇敢な海の戦士であることを誇りに思っている!!
 おれが海賊の血を引いているその誇りだけは!!
 偽るわけにはいかねェんだ!!」

ここでのウソップはまだ、海賊ごっこをしているだけのただの少年に過ぎません。
心は優しいけれどうそつきでお調子者、ちょっと頼りなさげに描かれています。
けれどこのシーンで、ウソップが実はとても誇り高く、そのために拳を震える男であることもわかるのです。
ルフィたちのと出会いによって、今まで口先だけだった言葉、父の血を引くことへの誇り、を本物にしていくウソップ。まぁその成長はまだ数十巻先ですが(笑)、成長といったら一番楽しみなキャラかもしれません。


と、言葉通りあっさり書き終えてしまった私は本当に正直者…。

 

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2巻 VERSUS!! バギー海賊団

2010年09月14日

何ヶ月ぶりの更新か。
今回は4週間の休載で週間感想の間が空いたので書けましたが、このペースで33巻まで書こうとしたら先に寿命が尽きるんじゃないかと心配です。

では2巻感想。
内容は、ゾロを仲間にしたルフィがナミと出会い、バギー一味と一悶着。
モージ、カバジを倒して、いよいよルフィVSバギー…というところまでです。
以上あらすじおわり。(笑)

こちらの感想はコミックス感想ですからね、重要なのは萌え語り。(おいおいおい)
まず中扉の絵。
これがいいんですよ!
ルフィを中心にゾロとナミが酒場から出てくるところ。
ああ、このころはまだ3人での冒険だったんだなぁとしみじみ思い出します。
この3人てのが、またちょうどバランス取れてるんですよね。(ウソップやサンジが要らないというわけではないです;;)
それぞれのキャラや能力(得意分野とでもいいますか)とかが、正統少年漫画のお手本のようです。
強い主人公がいて、それを支えるかっこいいワキ(自分的にはここ重要ポイント)がいて、さらに賢い美少女。
まぁそれをいくつも捻りあげてキャラを作ってるのが尾田っちです。
主人公はハチャメチャだし、ワキはかっこいいけど方向音痴だし腹巻だし、美少女はガメツイ。
それなのにすごく魅力的で感情移入できちゃうからすごいんだよなぁ…。

では2巻の萌えどころ(←ぶっちゃけすぎ)いきましょう。
前半ゾロはあまり出てきませんが、まず檻の中のルフィとナミの会話。

「中途半端な覚悟で海賊を相手にしようとするからそうなるんだ」
「人を簡単に殺してみせる事がそうなの?それが海賊の覚悟?」
「違う 自分の命を賭ける覚悟だ!!」

これ好きなセリフなんですよ~。
檻の中なのに、絶体絶命なのに、笑うルフィ。
信念がまったく揺らがないのが本当にカッコいいと思う。
これは今だってそうですよね。何につけルフィは常にその覚悟で臨んでいます。
命を捨てる覚悟とは違う。
命を賭ける覚悟。
似てるけどぜんぜん違います。
そこにね、2巻にしてルフィの大きさが垣間見えるんだなぁv

さて、バギー玉の導火線に着いた火を素手で消そうとするナミ。
そこに襲い掛かってくるバギーの手下達。
このナミの行動も感動したんですが、
で!(ばんばん)

「女一人に何人がかりだ」
すっとやってきて全員を倒すゾロ!!

ぎぃゃぁぁぁぁぁぁ~~~~~~~!!!!
ちょっと奥さん、この背中見て、背中!!!!
こんな小さなコマなのになんて広くてたのもしい背中!!!!

ああ、ゾロが来てくれた、ならもう大丈夫だとすっかりノせられてる読者・・・というか私。
まだルフィの仲間になったばかりですので、世間的には「海賊狩りのゾロ」の方が通りがいいです。
ナミもバギーの手下も皆揃ってゾロ!?とどよめいているのが大変誇らしく、くすぐったい嬉しさがあります。
馬鹿みたいでしょうが、だからとことん筋金入ったゾロスキーなんだってば///

それにしても周りのどよめきに対して、ゾロ自身は淡々としたもの。
「お前なァ、何遊んでんだルフィ…!」
とルフィしか見てません。うんうん、やっぱりゾロだよ。(おい)

この後バギーを斬った!と思いきやバラバラの力で逆にわき腹を刺されて大ピンチに。
いいの、これくらいしないとハンデにならないもんね。(あくまでも見下ろすゾロスキー)
そしてここからですよ。
「逃げろ、ゾロ!」
と叫び、そして檻の中で静かに笑ってるルフィ…あああ。
それを見たゾロは
「了解」

あーもうね!!!こういうのがたまらないんだって!!!!
邪なアレコレは置いとくとしても、なんかこう二人だけに通じるモノっていうかね。
やっぱりゾロとルフィの関係は特別なんだと思わせてくれる、こういうシーンがすごく好きです。

あとここでの注目は
ゾロ「おい点火だ!」
ナミ「え…は、はいっ!!」(ビクッ)
ゾロ「急げ!!」
ゾロがナミに命令し、それをはいと素直にきくナミ。
非常に男らしくてカッコいいゾロですが、残念、ナミに対してこんな口がきけるのは最初で最後でした(笑)。

そしてですね、こっからまた!(ばんばん)
ルフィの檻を担ぐゾロ。
「おい、ゾロいいよ、腹わた飛び出るぞ」
「飛び出たらしまえばいい」
この人なら本当に飛び出た内臓を手でしまいそうだと、当時ジャンプを読みながら思ったものですが、この淡々とした会話にも二人の絆を感じてしまう、そんな私はもう手遅れですか。
言葉や状況の割りに焦った感じがしないのはルフィだからなんでしょうが、その相手がゾロだからともいえます。ゾロだからルフィは腹わたの心配だけなんです(だけってのも変だけど)。
そして、そんな心配を屁とも思わずやりたいようにやってしまうゾロ。
出会ってすぐでしょうに、すでに「こいつどんだけルフィが好きやねん」という下地は十分出来上がっていました。あーアツイアツイ。

シュシュのくだりは、もちろんですが泣けました。
家が燃やされている火を見ながら鳴くシュシュ。
でね、一番キたのは、シュシュの表情なんです。
涙をこぼしながら、でもまっすぐ家を見つめている。怒りのような悲しみのような何とも着かない表情で・・。
でもそれが何に対する怒りなのか、わからないままにとても切なく感じました。
後からもたくさんでてきますが、ワンピースは「死」という、人間では対抗しようもない大きな力によって大切なものが失われる、というエピソードがありますよね。ゾロとかもそうなんだけど。
遺された方はそれを乗り越えて生きていかなくちゃいけなくて。
シュシュの戦いや怒りや、そしてルフィへ対する礼、そこに「大切な人の死」を乗り越えようとする強い意志を感じるから感動するんです。
死を描くエピソードは、命を軽んじてるとか陳腐とかいう批判を読んだことがあるんですが、尾田っちはそれで感動させようとしてるんじゃない、その命を受け継いで生きていこうとする「生」を描くことで、何か私達の胸に強いメッセージを送ってくれてるんじゃないかと思うのです。

と、真面目になっちゃった。

そしていよいよ「海賊団」としての初の戦いです。
今回はゾロとカバジの戦いがメイン。
ちなみにナミは峰不二子みたいなことを言いつつお宝回収のほうに回っています。そういや最初はこんなポジションだったっけ。

ゾロの戦いですがね!
くぅ~~~~~~~!!!!!(だしだし)
正直腹をバギーに刺された程度の傷、今にしたら舐めときゃ治るんじゃってくらいのもんですが(今の怪我レベルが高すぎ)、それでも腹筋に力入れるんだから痛いよね、痛いよね(二度言った)。

しかーし。
自分で腹を掻っ捌き、
「ハンディはこれぐらいで満足か?おれとおまえの格の違いを教えてやるよ」

「うおーっ かっこいいーっ」というのはルフィの心からの叫びですが、私も同感です。(最初の頃ルフィはホントにゾロ見ちゃかっこいいって言ってましたっけねv)
なんですか、このかっこよさ。
自分をわざわざ追い込んで、これぐらいで満足かって。
とことん上から目線。
それなのに絶対やられないだろうって、誰もが信じられる心身からあふれ出す強さ。

「このぐらいの傷でてめェごときに負けたとあっちゃ、おれのこの先が思いやられるよ…!(ニヤッ)」

こんなの見せ付けられたら 惚れてまうやろがーっ!!
と、どっかの芸人みたいなこと言ってますが、とにかく一挙手一投足、すべてがかっこいいんです。
長年ジャンプを読んできましたが、こんなキャラはちょっとお目にかかれませんでしたね。
自信家とかおれ様キャラは結構いました。そうですねー…BジータとかH影とか…?あー…すっごく古いけどリングにかけろのK崎順とかどうでしょう。(←知ってる人がいるとは思えない)

でもここで私がゾロにが心底惚れ込んでしまったのは、信念ていうのかな、それを尾田っちがブレずにしっかり描いてくれてたせいかもしれません。(上記ファンの方々、決して比べて云々じゃありませんので…)
世界一への貪欲なほどの野望、くいなとの約束、そんなものが中心にしっかりあってゾロってキャラを為してて、それが読んでいてもどんと迫ってきます。
きっとその強さが好きなんです。
あと主人公にあからさまにぞっこん(他に言葉ないのか)ってのも今までこの手のキャラにはありませんでしたしねー(笑)

そんなゾロの戦いですが、それをじっと見つめるルフィ。
バギーが邪魔しようとすれば
「ゾロの野望(と書いてたたかいと読む)に手ェ出すな!!!」

なんていうかね…あーもうここでいくら私なんかが書いても二人を書き表せるはずもないです。
そんなルフィだからこそ、ゾロも
「こそ泥じゃねェ…海賊だ」
臆面もなく口にするんです。
最初は悪名だなんだとごねてましたが、ルフィと共にあるなら海賊結構じゃないかというのが見えてきます。
多分二人はこうして共にやってるのがすごく気持ちいいんでしょうね…。あああ…(ごろごろ)。

「ルフィ、おれは寝るぞ」
「おう、寝てろ、あとはおれがやる」

まだ戦いの最中、しかもその場のど真ん中でのこの発言。
傷が深いのはわかりますが、なんなんだ!?と思いましたっけ。
自分の戦いを終え、気を失って寝てるんじゃないんですよ。明らかに意志を持って寝るんですよ。
その拘りなさもさることながら、ルフィが勝つと微塵も疑ってないんですね、ゾロは。


やー、改めて読み返すと、ゾロとルフィの絆にびっくりさせられます。
むしろ今よりよっぽどあからさま(笑)。
まだ小さな小さな海賊団でしたものね。ああ、何か心が和む…。

そんなVSバギー海賊団の2巻でした。





 

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1巻「ROMANCE DAWN -冒険の夜明けー」

2010年04月04日

ロマンスドーン。
この言葉すごく好きですv
今聞いても新鮮な響きがあります。

私は物心付いたときからジャンプを読んでいた筋金入りのジャンプ人間なので、当然ワンピースも連載開始と同時…いえいえ読みきりで載った時点から読んでいました。
読み切りもすごく面白かったんですよ。
海賊ものって古くからあるわりには、漫画としては新鮮なテーマだと思ったし、海とか宝とか冒険という言葉が広がりを感じさせてわくわくします。
絵柄も好きだなぁと思いました、見やすくてね。

で、連載が始まったとき、あああの人だとすぐ思い出したんですが、これがまた読み切り以上に面白い!
尾田っちが自分でも言ってましたもんね。シャンクスのくだりは連載するときまで取っておいたって。
その通り、憎いほどのストーリー展開で1回めから泣かされました。
ルフィのまっすぐさ、純粋さ。子供ゆえの怖いもの知らずさ。
そしてシャンクスの大きさ、男らしさ。
こんな幼い子供を友達と認め、腕の一本を安いもんだと言い切れるその心意気。
これには思いっきり引き込まれました。

1話で心に残ったセリフは二つ。
まず、マキノの「そう…ダメね、わたしは」
きっと誰も気に止めてないとこですね(苦笑)
山賊に笑われたシャンクスにルフィが拗ねてるシーンです。
げんめつしたというルフィに、マキノはあんなことされても平気で笑ってるほうがカッコいいというんです。
でルフィが、マキノはわかってない、男にはやらなきゃいけないときがあると言うのに返したのがこの言葉。
大人の目から見たらシャンクスのかっこよさがよーくわかります、そりゃもう転げまわるほどカッコいいv(ごろごろごろ)
でもルフィにはまだわからないんですよねー。
と言って、諭すでもなく説明するでもなく、にこにこ笑ってこう言えるマキノ。
それはきっとルフィにもいつかわかる日が来るって信じてるからでしょう。
マキノのシャンクスとは違った大きさと、ルフィへの愛情が感じられるシーンだと思います。

で二つ目が
「卑怯?聖者でも相手にしてるつもりか?」
山賊たちに卑怯だと言われて、平然と返すヤソップとベックマン。

いや~~~~~カッコいい!!!!!(だしだし)

シャンクスもだけど、その仲間たちも緩急の差とでも言うのかな。
普段と臨戦時の表情がものすごく違う。
ルフィの前では人のいい楽しいおじさんたち(おい)だけど、でもやっぱり彼らは海賊なんです。
世間のアウトロー。決して正義の味方じゃありません。それは立場的には海軍ですよね、この世界では。
とにかく主人公側にこんなセリフを言わせて、正義と言い切らないところがまた新鮮でした。
芯は正当な少年漫画なのに、全てがそこ乗っかってるわけじゃないのがすでに大人になってた私としてはぞくぞくしましたね。
でも当然子供たちの観賞にも思いっきり応えられる作品ですから、この作者はただもんじゃないとすでにここの段階で垣間見えてるわけです。


…こんなペースでやってたらとんでもないことになりそうなんで、先に行きましょう。
なんたって1巻はゾロとルフィが出会う素晴らしい話がてんこ盛り。
手にもっただけで息切れしそうですもん。

コビーとの出会いは、今(2010/04/04)読むと、感動してたまりません。
大きくなったね、コビー!(涙)
このルフィとの出会いで勇気を知ったコビーは、マリンフォードで過去の自分を踏襲するかのように勇気を振り絞って言いたいことを大きな声で言うんです。
死の恐怖に怯えながらも(ここがいい)、悔いは無いとしっかり両足で立っているコビー。
ここでルフィはコビーを救いましたが、やがて逆にコビーによって救われるんです。
しばしば作品中で見られる巡り巡る連鎖。
こうして世界は一つのピースに繋がるんでしょうかね…。

それにしてもアルビダの話ってたった1話で終わってるんですねー。
コビーと出会って、アルビダ登場して、ぶっ飛ばして、船もらって二人でまた旅立って…
これが23ページ!!??
どうりで当時テンポよく読めてたはずです。
最初からだらだら説明されると読者は引いちゃいますからね。
とりあえずはぽんぽんといろんなものを見せて欲しい。その点いい展開だったと思います。バクマン的に見ると。(笑)

さて、ゾロです。ゾロ!
ゾロの名前は2話目から出てるんですよ。
3回もロロノア・ゾロという謎の賞金稼ぎの名(あとは魔獣とか悪名高いとか)を聞かされて、さてどんなヤツだと期待と不安も交錯するわけで……
まさかそのロロノアがこんなにも大きな存在…いっそ運命を変えたと言ってしまってもいいかもしれない、そんな人になるとは思いませんでしたよ、ルフィにとっても私にとっても(自分もか)。


「黒い手ぬぐいに腹巻、本物のロロノア・ゾロです!」
なんですか、そのおっさんアイテム。
仮にも主人公の最初の仲間(だろう)キャラがそんな…という思いでページをめくれば
 

ドン!

やられたよ。
着てるもんはおっさんだし人相悪いし口は悪いし態度は悪いし………それなのにそれなのにそれなのに。

カッコいいよ、この人!!!(泣)

読み進めるほどゾロのかっこよさが際立ってきます。
リカちゃんへの口とは真逆の優しさ。
ごちそうさまでしたの律儀さ。(ゾロは挨拶がいいんだ、ホントに)
ルフィへのきっぱりとしたやりとり。
揺るがぬ信念。
悪人顔。

…要は全部なんだけどさ。

3話の段階でもうすっかりKOされてました。ええ。
特にいいと思ったのが、ごちそうさまでしたと、撃たれたコビーが起き上がったのを見て「生きてたか…」とホッとしたところですね。
いくら悪そげな姿をあれだけ見せまくっても、実はめちゃめちゃいいヤツじゃねェかと一発でバレてしまう、ホントは素直なゾロ(くす)。
もうダメ。
ルフィもすっかり気に入ってましたが、私もこの人から目が離せなくなるだろうと確信しました。そして10数年…今にいたるわけです…。

5話のタイトル「海賊王と大剣豪」
なんだよなんだよ、このタイトル!!!(だむだむ)
考えてみればまだ二人なんですよね。
二人きり。
扉絵もタイトルも中身も、ルフィとゾロ、二人の世界です。
あああ、なんて贅沢だったんだ!!!もっと堪能しとけばよかった!!!(腐りすぎ)

そして6話の「一人目」
うあああああ~~~~~!!!(ごろごろごろ←落ち着け)
ゾロのカッコよさ全開です。
今これをWJで読んで感想書いたとしたら一週間語りっぱなしなんじゃないか、そんな気すらします。
三刀流。
5話の引きで終了後。ゾロは一体3本目の刀をどこに持つんだろうとずっと考えてたのを思い出します。
三女はまだあぶあぶ(1歳位かと)、上の二人も幼稚園やら反抗期やらと子育てで忙しかった頃でしょうに、日々何をしてたんだろう私。
片手に二本持つのかとか、足に挟むのかとか(ばか)…口ってのは思いつきませんでしたね~;;
今ではそんなことするキャラをちょこちょこ見かけるんですが、そんなバカなと思う技を平気で描いて、それを納得するほど見せ付けてくれる尾田っちの力量とゾロのカッコよさ(何度言うんだか)に、惚れ惚れしますよv

「海賊にはなってやるよ、約束だ」

「おれの名を世界中に轟かせてやる」

「誘ったのはてめェだ、野望を断念する様な事があったらその時は腹切っておれにわびろ!!」
「いいねえ、世界一の大剣豪!!海賊王の仲間ならそれくらいなって貰わないとおれが困る!!」
「ケッ 言うね」

そしてなんたってここのラスト。
「ナイス  ゾロ」
「お安い御用だ、船長(ニッ)」

くぅ~~~~~~~!!!!!!(だんだんだんだん)

見せ方が巧いせいでもあるんだけど(間というか)、とにかくこのシーンには参りました。
今後の人生を決定付けてくれたようなもんです、私の。(おい)
読み返したらマジに胸が痛くなりましたよ。ときめきすぎて。

ゾロがカッコいいとすでに何度打ったかわかりませんが、なんででしょうね~。
彼の魅力は強さ、でしょうか。
決してぶれない強さ。
「最強」になることへの純粋な野望。
…ああそうか、純粋なんだ、この人。
だから悪そうなのに妙に子供っぽかったり。
そしてそんな顔を時々見せてくれる、そのギャップがまたたまらないんだ。

と再確認しつつ、やっぱりルフィとゾロ、二人の関係性にも非常に萌えてしまうのです。
小船で二人きりの航海。
これを萌えずして何でゾロルサイトを名乗れるか!(ばんばん)
別に何も無くたって良いんです。ただルフィとゾロが二人でいる。
何かを語ったかもしれない、語らずそのままいただけかもしれない。
手ぐらい握ったかもしれない(おいおい)。
まぁそんなのは二次的に萌えてればいいことで、とにかくですね、この二人でいた時間。
描かれていませんし、実際そう長くは無かったかもしれませんが、でもこれによって、お互い相手を何よりも大切で信頼できる(この言葉すらヌルい!)存在だと刻み込んだのでしょう。
それが今後のあらゆる場面で示され、感動させてくれるのです。誓いとか、ジャヤとか、くまのときとか。


コビーとルフィの殴り合い。
素直に感動できるシーンです。不器用なルフィの思いやり。しかも最後はちゃんとコビー自身に託す、そこに本当の優しさを感じます。
しかもその全部を最初からわかって見守るゾロ。あんたどんだけ…(くっ)。

最後はナミ登場です。
重要キャラ2人目。何より彼女がいなくちゃ船が先に進めないんだから、お話になりません。
と言っても、まだ心を許してないせいもあって小ずるさだけが先に目に付いてしまいそうなのが悲しいですね。ナミの背負ってるものの重さ、そして彼女の本領が発揮されるのはもう少し先なのでした。
ここは案の定、前半の小船の会話と必死でルフィを追いかけるゾロ。そこにごろごろ転がる私をお許しください。


そんな1巻感想でした。
このペースで本当にこの先書き上げられるのか、それは私にもわかりません…。

 

拍手[8回]

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